老後のための資金はNISAとiDeCoで運用しよう
老後の資金を貯蓄するにあたっては、銀行に預けていても金利が安いためほとんど増えません。
そのため比較的リスクが少ない投資信託で複利運用することで、長期的に考えると金利+年金で暮らすことも可能であると私は思っています。
ただし、普通に投資信託で運用すると税金がかかってくるので、NISAとiDeKoを利用し運用するようにしましょう。
NISAとiDeCoは、どちらも税制優遇のある投資制度ですが、違いがあります。
NISAは、株式や投資信託などの運用益や配当金が非課税になる制度で、年間120万円まで非課税で運用することができます。
最長5年間で600万円まで非課税で運用できますが、その後はロールオーバーすることでさらに5年間非課税で保有することができます。
NISAはいつでも資金の引き出しが可能であるということも特徴です。 iDeCoは、自分で毎月掛金を払い、将来の年金を作る制度です。
掛金は全額所得控除の対象になり、運用益も非課税になります。
受取時にも一定額が非課税になります。
しかし、iDeCoは60歳まで原則引き出すことができないので、毎月の掛金の上限は職業などによって異なります。
NISAとiDeCoは併用することが可能です。
NISAは短期的な資金目的、iDeCoは老後の資金準備に向いています。
また、2024年からは新しいNISAが始まります。
新しいNISAとは、2024年から始まる税制優遇の投資制度で、現行の一般NISAとつみたてNISAを改正し、成長投資枠とつみたて投資枠の2つの枠を併用できるようになります。
新しいNISAの特徴は以下のとおりです。
非課税保有期間が無期限になります。
口座開設期間がの制限がなくなり恒久化されます。
年間投資枠が拡大されます。成長投資枠は240万円、つみたて投資枠は120万円で、合計360万円まで非課税で投資できるようになります。(現行の一般NISAは120万円、つみたてNISAは40万円)
生涯非課税限度額が新設されます。
買付金額ベースで合計1800万円(成長投資枠は1200万円)まで非課税で保有できます。ただし、売却した場合には買付金額分の枠が復活します。
私は投資信託はSP500を購入しています。
SP500とは、インデックスファンドで米国の代表的な株価指数のひとつです。
SP500は約500社の代表的な米国株で構成されており、インデックスファンドに投資することは、分散投資をしているようなものと言えます。
分散投資は、投資する商品や購入時期を分散させることで、1つの商品が値下がりしてもほかの商品でカバーできるようリスクを低減させる方法です。
SP500に連動するインデックスファンドは、信託報酬率が低めに設定される傾向にあります。
信託報酬は、投資信託の運用・管理に対する報酬として、投資家が商品を保有している間は払い続けなければなりません。
長期的に資産を運用するなら、できるだけ手数料が安い商品を選んだほうが、利益が大きくなります。
SP500は米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしており、米国の市場動向を把握する上で非常に重要な指標です。
米国は世界最大の経済大国であり、長期的には力強い成長を続けています。
これまで数多くの大不況で一時的に暴落しても、数年後に暴落前以上に成長していますので、一時的な情報に振り回されないことが大切です。
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